アロマオイルの人気ブランド
人気ブランド
生活の木
もう説明が必要のないほど日本を代表する有名なブランドですが、生活の木は社名で、アロマオイルのブランド名としては「Herbal Life」というブランド名が付いています。
ブランド名っぽくないためか、聞きなれないかもしれません。
オフィシャルサイトによれば、1985年に初めてエッセンシャルオイルを発売したとのことで、もう30年以上前のことなんですね。
そのときから既に契約ファームを独自に開拓して展開し始めたそうです。
生活の木には有名な役員の方がいらっしゃいますが、おそらくその方が全世界を駆け回って開拓したんでしょう。
生活の木のアロマオイルで最も特徴的なことは、非常に買いやすい3mlで660円のアロマオイルを扱っていることです。
お店も多いので、ビギナーの方が1番最初に手にする可能性が高いのですが、最初、どう使ってよいか分からないアロマオイルを買うのに660円はとても有難いことだと思います。
古くからアロマオイルを製造販売しているということもありますけど、全国にお店がいっぱいありますので、1番有名なのも納得できますね。原宿の本店に行きますと、なるほどいろんな商品が並んでいて、いつも新しい発見があります。
生活の木は今、アロマオイルはもちろんのことハーブティーからマヌカハニー、チアシードのようなスーパーフードまでいろんな周辺商品を取り揃えています。
プラナロム
プラナロムはベルギーのブランドです。1991年から会社が始まっているそうなので、もう30年近く経ちます。
日本では健草医学舎という会社が日本総代理店として輸入販売しています。
プラナロムは日本の分析機関で、アロマオイルの成分を分析し、加えて残留農薬検査を実施していることが、高い評価を得ている理由です。分析表をに1本1本のアロマオイルに添付しており、高品質なアロマオイルの代名詞にもなっています。
アロマオイルに関してだんだん分かってくると、アロマテラピーにはフランス式とイギリス式があることが分かってきますが、プラナロムはフランス式の代表でしょう。
ベルギーのブランドですが、フランスでも多くのドラックストアやファーマシーで販売されているので、フランスのブランドと勘違いされている方も多くいらっしゃいます。
ここで余談ですが、いろんなことをすっ飛ばしてぐっと簡単に言いますと、フランス式アロマテラピーとは、アロマオイルの成分構成を頭に入れておいて、薬に似たような使い方をするスタイルのアロマテラピーを言います。
このようなスタイルを称して、メディカルアロマテラピーなどということもあります。
フランスのドラッグストアで販売されていることや、日本でもフランス式アロマテラピーを実践される方が好んでお使いであることなどから、高品質のアロマオイルであるとの認識が広まり人気ブランドとなりました。
ニールズヤード
ニールズヤードはイギリスのブランドです。イギリスでは1981年創業です。
ニールズヤードの特徴としては、紺色を基調としたパッケージがオシャレである点です。ブランドイメージを高く保つよう努力されている印象を受けます。最近はコスメに力を入れているメーカーさんです。
店舗はオシャレな街や地下街、百貨店などにたくさんあります。
現在ではオーガニックのアイテムが多いようで、イギリスのソイルアソシエーションのオーガニック認証が付いています。
高品質ブランド
この12ブランドに共通するもの、それは基本「オーガニック」であるということです。
オーガニックであることを保証する(認証する)EUのエコサートのようなオーガニック団体がありますが、このオーガニック団体の認証を受けているアロマオイルか否かが高品質であることの1つの判断基準になります。
プラナロム
上記で説明させていただいたので重複になるかもしれませんが、プラナロムの最大の特徴は、日本国内での残留農薬検査を行っていることです。オーガニックの認証もありますが、それよりも確かな証拠を示せている点がすばらしいところです。
その品質維持には輸入元の健草医学舎の貢献が大きく、毎年ベルギーに行って打ち合わせをするなど、きめ細かな品質管理を行っています。ヨーロッパ全体でのシェアがNo1とのことで、フランス、ベルギーのみならず欧州全体で人気の高いブランドです。
ル・コントワールアロマ
フランスのブランドです。
フランスの大手化粧品会社のグループ会社なので、かなりしっかりした会社です。
ほとんどの精油アイテムがフランス農務省のABマークとエコサート認証の両方が付いたオーガニック精油です。フィリップ・メユビオさんが作った品質基準、H.E.B.B.D.という基準に準拠しています。
現在、フランスのドラッグストア、ファーマシー7500店で取り扱われています。フランス国内でブランド別にみるとフィトサンアロームやプラナロムなどに次いで第4位の販売シェアを誇っています。
フィトサンアローム
フランスのブランドです。
フランス国内では現在販売シェアは第2位のようです。
日本ではあまり見ないブランドなので、実物を見た方は非常に少ないでしょう。こちらのブランドはフィリップ・メユビオさんが作ったブランドでしたが、現在製造している会社にブランドを売却したのだと聞いています。H.E.B.B.D.という基準に準拠していますが、この基準を作ったのもフィリップ・メユビオさんですから、準拠しているのも当然ですね。
フロリハナ
フランスのブランドです。元々フロリアルというブランド名でしたが、フロリハナに変更されました。フランスでは独自の蒸留所と農場をもっているので、品質は非常に確かです。
フランスのブランドではありますが、日本支社が出来たのを機に、日本では急速にファンを増やしています。
フロリハナの特徴は何と言っても高いコストパフォーマンス。
日本の有機JAS認証なども付いていながら、5g(約5.5ml)のアロマオイルが1000円以下のものもあり、非常にお買い得感のある精油です。
プリマヴェーラ
ドイツのブランドです。
demeter認証というようですが、ルドルフ・シュタイナーのバイオダイナミック農法で育てられた農産物を「デメター品質」として認証しているようです。
パッケージが非常に特徴があるので、ご覧になれば「あぁ、あのブランドですか」と思い出す方もいらっしゃると思います。
あのマークは、ローマ神話の春の女神、パーティンなんだそうです。
日本ではドイツのブランドはとても珍しいです。
メドウズ
イギリスのブランドです。
ダーリンペインさんという方の作ったブランドですが、今は引退されたようです。この方は調香師のためブレンドの天才なので、現在でもメドウズのブレンドエッセンシャルオイルは非常に人気のある製品です。
昔はオーガニックではない5mlのアロマオイルでしたが、2008年ごろオーガニックに変わりました。当時10mlでしたが、その後5mlも発売されました。
イギリスのソイルアソシエーションのオーガニック認証が付いており、成分分析表も1本1本に添付されています。
パナセアファルマ/エルバ・エルヴェティカ
パナセアファルマはモーリシャスのブランドです。
フィリップ・メユビオさんという方がいて、その方のブランドなのですが、元々この方はフィトサンアロームというフランスの有名ブランドの生みの親であり、当時、品質の基準を確立した偉大な方です。
後にこの品質基準を発展させて設けられた基準がE.O.B.B.D.という基準で、これは残留農薬検査まで行った精油の品質を保証していますが、日本では唯一、パナセアファルマが、本国で残留農薬検査を実施してこの品質基準をクリアしています。 残念ながら現在は成分分析表が添付されていません(PDFでのダウンロードで見ることができます。)
ラドローム
フランスのブランドです。当店がフランスより直接輸入し販売しています。
EUのエコサート認証が付いており、ロット毎の成分分析表も1本1本に添付されています。
アロマオイルにそれほど詳しくない方が、パッケージの第一印象で購入くださる方が少なくありません。
缶に入ったかわいいパッケージ、品質はオーガニック認証、真空充填による品質劣化防止に務めている割に、リーズナブルな価格であるため、一部のプロの方からは「もっとお値段は高くていいのに」と言われるくらいコストパフォーマンスの高い精油です。
ヴィアローム
フランスのブランドです。やはりオーガニック認証を取得しています。
ネリー・グロジャン博士という女性の自然療法士が作ったブランドです。
こちらのブランドで人気なのがフリクションオイルと呼ばれるブレンド精油で、直接肌に付けられるというものです。昔、ヴィダロームというロート製薬のアロマブランドがありましたが、こちらは全く関係ありません。
ゼフィール
ケイエスエイインターナショナルさんのブランドです。スイス人の創業者が日本で約30年前に発売したブランドで、
日本で初めてフランス式のアロマテラピーを紹介した会社のブランドです。老舗ブランドなので、根強い人気があります。
こちらのブランドで人気なのがフリクションオイルと呼ばれるブレンド精油で、直接肌に付けられるというものです。
サンティレール
フランスのブランドです。当店がフランスより直接輸入し販売しています。
こちらのラベルもすばらしくかわいく、どうしても日本の皆様に紹介したくなって輸入したブランドです。
フランス農務省のABマークとエコサートのオーガニック認証の両方が付いているアイテムがほとんどです。
フィネッサンス/フィニサンス
フランスのブランドです。
以前、日本では有名だったサノフロールというブランドの社長さんだったロドルフ・バルツさんという方が作ったブランドです。この方はもともと、エコサートというオーガニック団体の役員を務めていた方なので、もちろんオーガニックにこだわりがあります。
フランスのサノフロール社が2008年にロレアルに買収されたのを機に、当時の日本総代理店だったハイパープランツ社がサノフロールの精油を輸入できなくなりました。
その時に、ロドルフ・バルツさんはフランスでサノフロール社を追われたのだと聞きましたが、精油への情熱をもっていた彼はすぐにイリスという別の会社を立ち上げました。当初は原料販売のみだったと聞いています。
次第に新しいブランドを立ち上げる準備が整ったのでしょう。フィニサンスというブランドを立ち上げて、日本にも2011年ごろには輸入されるようになりました。当時、セラピストという月刊誌にフィニサンスの広告が載ったりしていましたが、「お~、バルツさんついにカムバックしたんだ~」という感動がありました。
本格的に日本へ輸入されるようになったのは、お香で有名な大香さんという会社が日本総代理店になってからです。今はフィニサンスではなく、フィネッサンスという呼び方に変わっています。
NONオーガニックブランド(コンベンショナル ブランド)
フレーバーライフ
イギリスの大手原料メーカーから原料を輸入し、日本でボトリングしているメーカーです。10mlの精油がリーズナブルな価格で買える人気ブランドで、街によくあるマッサージ店などでよく使われています。
クインエッセンス
イギリスの大手メーカーです。こちらのブランドも30年くらいになる老舗。実は本国においてはオーガニックアイテムも販売されていますが、日本ではNONオーガニックが一般的に販売されています。
そのほか
アロマのブランドは、この10年でたくさん増えました。
日本アロマ環境協会の表示基準適合精油も3倍くらいのブランド数になったのではないでしょうか?正直言って、全部はとても覚えられません。
また、激安の精油が大きく台頭した10年でもありました。
コスパ重視の方もいらっしゃれば、オシャレでセンスのいいブランドを好む方、品質最優先などいろいろな選び方があると思いますが、上記のブランドから選べば、間違いのないアロマテラピーが楽しめると思います。